かけがえのないもの

木曜日、急に大学の仲間からメールが届いた。

そのメールには
  「A(大学の仲間)の名前で、喪中はがきが届き始めてる」
と・・・。

何の前触れも無く、それはあまりにも突然だった。

そして今日、仲間9人でAの実家へ。

仲間に会うのは、ひさしぶりだった。
学生時代、20代と、この仲間たちは一緒に海にいったり、山へ行ったり。
結構頻繁に連絡を取り合っていた仲間だった。

でも、30代になり、みんなそれぞれ家庭を持ち、
この数年なんとなく疎遠になっていた。

この仲間は再会すると、すぐ学生時代の仲間に戻る。
でも、30代後半になり、学生時代とは違い
みんなそれぞれ問題を抱えて、苦闘しながら過ごしてる。

ちょっと話しただけで、そんなことを掛け値なしにみんなで共有できる。

掛け替えの無い仲間たち・・・。あらためて実感。

僕たちは、もっと、もっと、つながりつづけて、
暮らしていかなくちゃだめなんだと、Aは教えてくれた。

そして僕らは再会の約束をして、それぞれの家庭へ戻っていった。

Aへ

 「ありがとう」
 「ゆっくりおやすみ」
 「俺たちは、もっともっと、甘え合って、つながっていかなくちゃ、いけないんだね」