キューポラのある街

今日は寒かったですねー。
あんまりにも寒いんで、昼間っから家にこもりっきり。
なんとなーくつけたTVで放送してた
 「キューポラのある街」
を見ました。

キューポラのある街 [DVD]

キューポラのある街 [DVD]

この作品、「吉永小百合主演」といった程度の知識しかなく、特に何も期待せずにボーっと見てたのですが、
認識が甘かったです。
中学三年生で貧乏な家庭にうまれた吉永小百合演じるジュンが、受験or就職..といった選択に悩みながら成長していく単純な青春映画だと思い込んでいたのですが、見てびっくり!

現代では日本の黒歴史となっている「北朝鮮帰国事業」が、真正面から描かれています。
公開した年は1962年(昭和37年)。
「公式」にはまだ「地上の楽園」が信じられていた時代です。

いや、本当はわかっていたのかもしれません。
吉永小百合演じるジュンの同級生の女の子が、帰っていくのですが...
土手で別れるときの「顔」でわかります...

ボクはこの表情をみた瞬間にある女性のことを思い出しました。
突然の告白:そらいろのーと:2006.5.12

それ以外にも、現代に通じる普遍的な問題も浮き彫りになります。

いろいろ考えさせられる良い作品。まだの人は一度ご覧アレ。