読書:国家の品格


本書を飛行機のなかで読みました。

やたらめったら右翼的ではなく、
意外とバランスがとれている良書かな・・・。

基本テーマは、

「これから日本人の心のよりどころは武士道」

です。

最近の日本の国内は「勝ち組、負け組、金、株・・・」
なんてことを重要視しすぎで、

「ちょっと品が無いんじゃない?」

と警鐘を鳴らしています。


結構売れてます。


日本は国として宗教を持ち合わせていません。
これは世界でめずらしいことです。
神道/仏教がそれっぽいですが、
他国におけるキリスト教、イスラム教などのように
精神/生活の基盤になるようなものではありません。

で、振り返ってみると日本には”武士道”がある!
ってことで本書は、はじまります。

武士道を簡単に説明しちゃうと

 ・やるべきことはやる
 ・年長者への尊敬をわすれない
 ・武士は喰わねど高楊枝
      :

ようするに、

 「日本人はもっと志を高く持とう!」

だと思っています。

それと本書でも触れられていますが、
最近の教育界の動きは、小学校から英語を教える方向だそうな・・・

ボクはこの意見に著者同様、反対。

日本人として、しっかりとした中身のある人間になってから、
”ついでに英語がしゃべれる”ことに意味があるって思います。

世界はいろいろな人種がいて、それぞれスタンスは様々。
それはすばらしいことで、ぼくはモザイク模様の世界であった方が
よいと思っています。
(グローバルスタンダードは嫌いなんだな〜。なんか押し付けがましくて)

だからこそ、日本人としてしっかりとしたスタンスを持った人間であれば
ちょっとくらい英語がたどたどしくても関係ないと思っています。


日本はアジアのなかで間違いなく「お兄さん」です。
現時点、経済的には世界第二位なんです。
これは中国人にもよく言われます。

アジアの国から、間違いなく、「羨望」の目でみられているんです。

だからこそ志を高く持って、今度は

 「尊敬」

されるようにならないとね(^^)

うむ、日本男児として常に志を高く持たなくちゃ。

んじゃ。

国家の品格
国家の品格藤原 正彦

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あ・・次回はちょっと、暗めなお話です。