一万年の旅路
読書感想文です。
「一万年の旅路―ネイティヴ・アメリカンの口承史」
前に買ったまま、分厚さに負けて読んでなかったんですが、
ついに読破したので感想を。
この本は副題にあるとおり
「ネイティブアメリカンの口承史」
です。
イロコイ族の人たちに伝わる、
アフリカでの樹上生活からアメリカ大陸に到達するまでの
壮大なモンゴロイドの旅(一万年間!)を語っている物語です。
とにかく「おもしろい!」の一言に尽きます。
だって、氷河期を乗り越えて、ユーラシア大陸からベーリング海峡をわたって
アメリカ大陸に至るまでの旅が書かれてるんだもの!
フィクション?ノンフィクション?
そんなカテゴリ分けすること自体が浅ましい気分になっちゃうくらい
ワクワクしながら読み進められます。
旅路の中で、どのようにして人間は知恵を獲得してきたのか?
なんてのも分かるし、現代に当てはめて考えることもできるし
とにかくスッゴク勉強になっちゃいました。
一万年の旅路―ネイティヴ・アメリカンの口承史 | |
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